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LOOK BACK 2025

お待たせしました。
AWWのBEST BUY、今年も発表します!

2026年も、どうぞよろしくお願いします。

<Chloé>2026SSのショーモデルたちのキャンディみたいなリップに猛烈に惹かれた。Yadim Carranzaさんによって作り上げられた素敵な色に近いものを、と素人なりに探してMACのサンジェルマンにたどり着いた。パリス・ヒルトンでさえ付けてないかもしれないほどの発色だが、あんなにもモダンに見えたクロエガールズを目指して臆せず色づかせている。

10歳の友だちがUNOやろうぜと持ち出したのが「UNO FLIP」。UNOにはそれぞれのローカルルールがあると思うが、これは前代未聞。とあるカードが出たら全員が持ってるカードをひっくり返し、裏面(ダークサイド)で勝負を続けることになる。何色の何番を持ってるかバレる可能性もあるが人の裏面を覚えてる場合じゃなかったり。ワインやコーヒー、それぞれの気に入りのドリンクを片手にやUNO、最高。

「たのしい柄がいいよ」我らが”センセイ”、スタイリストの白山春久さんの助言をもとに、パリの「ボン・マルシェ」で家族のために購入。漠然と考えていた上質シンプル系とは真逆のハデなやつを持ち帰った。はたしてアドバイスは的中、洗濯物を干す、掃除機をかける、うたた寝する……日々の風景がご機嫌に色づく。そのまま出かけてしまうんじゃないかと思うほど、なにより本人にヒット。

あたたかくて素敵なセーター探しは冬の恒例行事。今年見つけて頻繁に着ているのがこのポロカラーセーター。クルーネックセーターは何枚も持ってるし、タートルネックは最近苦手、そこで登場ポロカラー。ボタンを閉じればキチっと見えるし、開けてVネックのよう着るのもいい。シャツを合わせてダブルカラーにするのも気に入っている。AWW編集部内でライトグレーとダークグレーを購入していて、被ると気まずい。

NY「NIKE SOHO」でうろうろしてるときに見つけた6パックのソックス。ブラウンからベージュトーンの6色はどれもかわいい微妙さで捨て色なし!と興奮して購入。帰国してから友だちとジャンケンで分け合うのも楽しかった。その後もみんなが履いてるのを見かけるので、ベストバイと確定。

2025年は、たぶん300日くらい履いていた。大雨だった初夏の京都も、底冷えする冬のパリもこの靴なら安心で、オーセンティックな佇まいはどの街にも馴染んだ。AWW編集部全員が持っていて被る日もしばしば。靴だとそこまで気まずくない。

CLOUD BEANIEのMISTカラー、なんてかわいいネーミング。勢いのままブランド創設者のジジ・ハディッドみたいになれるかと思ってポチったら、全然なれなかった。似合ってないと言われても好きならベストバイ。

毎年夏が終わるころから、スキーのことを考えている。やっと冬が来て、その気持ちをブーストさせたのが<JACQUEMUS>と<NIKE>のコラボ初のスキーコレクション。発売当日にスキー仲間とドーバーでお買い物。ウエストのシェイプは本来好まないディテールだが、数年前に手に入れた<ZARA>のフレアシルエットのスキーパンツとの相性が良さそうに思えて決断。

行く度にニュースがある「Gem Home」。パンに添えられたバターとか、チーズに添えられたジャムとかいちいちシンプルな素材が美味しくて、店内の小さなグローサリーで感動のままにお買い物する。塩とかジャムとかある中から選んだホットソースは思ったほど辛くないんだけど、サラダにかけたりスープに加えるとNY風味がついて、もうすぐ無くなりそう。

NYの地下鉄で<CHANEL>のメティエダールコレクションが発表された。ファーストルックに登場したのは休日の父親が着ていそうなフロントジップのセーター。その数日後、この手のセーターが“クォータージップ” と呼ばれトレンドになっていると教えてくれたセンセイから、少しサイズが合わないらしく、そのまま引き継ぐことに。見た目はおじさん、気持ちはシャネル、のハイプな一枚

センセイは薄底スニーカー時代の到来も早々に提言していた。おすすめの一足にようやく追いついたこの夏。モダンすぎるスニーカーは照れてしまうけれど、これはスエードでぺたんこで、モカシンのような感覚で履けた。するといつもの格好がいきなり今の顔に。ほどなくしてGrace Wales Bonnerさんは<HERMÈS>メンズのクリエイティブ・ディレクターに就任したので、まさに旬!なタイミングだった。

富ヶ谷の「エスメラルダサービスドデパートメント」に行くと、目当てでないものまでつい買っている。「あなたにはこれ、着てみて欲しいの」とか言われて着てみると、いつの間にか心が決まっていると言った感覚に近い。脅威のサイズ52で極太な袖をクルっと巻いてドカドカのデカデカで纒う。「わぁ〜バッチリじゃん」。先輩たちも「買いだ買いだ」と。実にエスメ的な買い物であった。

長期の旅での問題は洗濯。現地で洗濯をするのか、しないのか。それでパッキングが大きく変わる。悩んでる中、<SCRABBA>のタクティカルバージョンを見つけ、なんかカッコいい、と購入。ホテルでの洗濯にコヨーテカラーが馴染むわけではないが、使用後バスルームで干されてる姿に満足。大事なのはルーティンにすることだった。とにかくこまめに洗う。溜め込むと袋も気持ちもパンパンになって、すすぎも重くて重労働になる。

持ち運び用歯ブラシの調子がいいのはせいぜい1-2回までで、3日後くらいには換気能力の低さとルックスの悪さに不快感を覚えるという繰り返しだった。これに出合ってからずっと気分がいい。ブラシのヘッドはキャップにつかず衛生的で、ボディに隠れたチューブにはお気に入りの歯磨き粉が収納できる。

観た映画がよかったらパンフレットも購入するタイプ。初回は新宿ピカデリー、空き時間に駆け込んだため、細部をもっと確認したくて、2バトルめは池袋のIMAXへ。おもしろいおもしろい言ってたら感化された友人たちに付き添う形で、TOHOシネマズ日比谷で3バトルめ。4人連れで映画なんていつぶりだっただろう。終わったあと、「泰明庵」で蕎麦をすすりながら聞いた「おもしろくなかったー」という友の感想までがいい思い出の、’25マイベストフィルム。

数年前に教えてもらってから、<COMME des GARCONS>の定番品としてのトラックジャケットの素直なデザインに惹かれていた。秋にドーバーで見かけたのは2色使いで、スクールガールへの憧れとともにお迎えすることにした。共地のプリーツスカートも、古着のナイキのトラックパンツも手に入れ、ジャージー尽くしの2025年だった。あ、『ONE BATTLE AFTER ANOTHER』のベネチオ・デルトロセンセイもプーマのジャージーだ。

とにかく落ちないとウワサだったリップ。塗り直しが得意ではないので気になっていたところ、好みのブラウン寄りの赤に出会えた。こういうしっかりした色みほど落ちているとショックなものだけれど、新宿伊勢丹から「アヒルストア」に寄り道して帰宅してもまだ残っていて、初日から感動。メイクする気分ではない朝、顔色だけ整えたいのでマットな方だけ軽くつけると、夕方ふと見た鏡の中でまだ元気そうだった。ランチに納豆を食べた日はしっかり落ちていた。

パリの薬局で買ったクリーム、このブランドは成分の安全性が高いと評判らしい。すごく軽いのでいつでも付けられる気楽さと何より付けたときの、今っぽくない、どこか懐かしい香りに信頼感が増して気に入っている。付ける量はヘーゼルナッツ1個分。

’25ベストバイというか、実は数年前にも愛用していた洗濯洗剤。今年久しぶりに買ってみたら他にはない、独特な香りにフラッシュバックして泣きそうになった。そうだった大好きなんだった、忘れちゃってごめんと関係修復。再び飽きることがないよう、もう一種類別の洗剤をたまに使ってフレッシュな気持ちを維持する努力を怠らないようにしている。

出張先でボロボロの手元に嫌気がさして、ふらっと入ったパリの薬局で買った<MAVALA>の5mlネイル。発色がよく、乾きも早く、帰ってからも日常的に愛用した。残してしまうと心が痛むけれど、このサイズなら使い切れるし、気楽にポーチに入れて旅先のリペアにも活躍。<HERMÈS>のオイルは使うたびにたいへん豊かな気持ちになるわりに全然減らない。

通っている美容室で使われていたドライヤーがスイス生まれだった。メカらしからぬ姿からは想像もつかない量の風が一気に出てくる。長い髪と付き合っていくのはなかなかタフなのだが、この子のおかげでドライヤー時間が体感15分は確実に減った。気がする。

Written by Minori Kitamura, Naoko Kato, Saya Kawada